あなたはスマホ集客について、こんな間違いをしていませんか?
「Webサイトのスマホ対応?」
「うちはBtoBがメインだから必要ないと思いますけどね。」
よく聞く話です。
確かに会社のWebサイト(ホームページ)を単なる会社案内、名刺代わりに使えればそれでよし、という考え方でしたら、無理にスマホ対応をする必要はありません。
本当でしょうか?
結論からいいますと、例えばその会社が、新規に人を採用したい会社であれば、スマホ対応は必須となります。
スマホが現代社会にもたらしたもの
ちょっと古いデータですが、総務省が出した平成29年度版のデータによると、2016年現在でのスマホの普及率は、56.8%。
つまり、日本の人口をざっくり1億2000万人とすると、6800万人がスマホを所有していることになります。
更に年代別になりますと、20代は94.2%、30代が90.4%、40代でも79.9%という数字です。
体感的には、今現在の普及率はもっと高い感じがします。
さらに特筆すべき点。
スマホは常に電源が入っており、常にすぐに手の届く場所に置いてある、もしくは常に身につけているものであるということです。
これが何を意味するのか。
2010年以前。
Webサイトを閲覧する手段は、PC(パソコン)に限られていました。
しかもPCは、使っていないときは電源をOFFにしているケースがほとんどです。
つまり、Webで何か検索しようとしても、まずはPCの電源を入れ、椅子に座って調べもの、というスタイルが主流です。
これに対し、スマホユーザーはどうか?
何か思い立った時、寝っ転がりながら、ポケットからスマホを出し、見たいWebサイトを見る、ゲームをやる、好きなアプリで遊ぶという、いつでもどこでもインターネットとつながっているという、新しいスタイルができました。
さらに、、
今の20代はPCを持っていないというのも珍しいことではありません。
なんでも今の大学生は、卒業論文をスマホで書く人が増えているのだとか。
さすがにこれには驚きました。
このような世代の人たちが、就活や転職活動をする際、いきついた会社のウェブサイトがスマホ対応をしていなかったとしたら、どうでしょうか。
ほとんどの訪問者は、そのサイトから、即離脱します。
スマホやタブレットが出始めたころは、スマホ対応サイトなんてほとんどないわけです。
ですので、スマホ、タブレットユーザーは、親指と人差し指で画面をサイトを拡大し、小さな文字を読んでいました。
当時はそんなことは全く苦にならず、むしろ、ウェブサイト等の閲覧をPCよりも段違いにお手軽にできるようになったことに感動していました。
ところが今、かなりの割合のサイトがスマホ対応をする中、いまだにPC表示しかできないサイトは、即離脱されるサイトとなります。
今の若い世代は、親指と人差し指で画面を拡大するピンチ操作なんてことはやりません。
見づらいサイトからは、即離脱です。
スマホが変えた地方都市の検索
○○市 整体
ちょっと腰が痛いので整体にでも行こうか。
こんな風に思った方は、スマホでこんな検索を何気ない日常の中で行います。
ところがスマホが普及する前は、こんな検索をやる人は、PCユーザーに限られていました。
しかも多くのPCは、使う時にいちいち電源を入れるわけですから、そのような手間を考えると、同じキーワードでも検索ボリュームは今よりも、ずっと少なったのです。
ところがスマホ。
お伝えいたしましたとおり、スマホであれば何か気になることがあれば、即検索。
今までパソコンなんてほとんど使ったことがない主婦も即検索。
こんなことが当然のことながら、地方都市でも起こっています。
既存顧客、リピーターであれば、サービスに満足していれば、お客さんが大きく離れることはありません。
ただ、スマホで調べてよりよいサービスを提供する店を発見してしまったら、、
お客さんが離れていきます。
更に、新規顧客を獲得する際はどうでしょうか。
競合がウェブサイトを出しているのであれば、自社、自分のお店のウェブサイトがない、というのは論外です。
スマホ対応サイトでは集客はできないのか?
ようやく本題です。
スマホ対応サイト。いわゆるレスポンシブサイト、ですね。
レスポンシブサイトとは、PCとスマホで見え方が異なるサイトです。
当社のサイトをPCとスマホで見てください。
明らかに見え方が異なりますよね。
スマホでの見え方は、文字の大きさやサイトの構成など、いちいち親指と人差し指でピンチ操作をしなくても読める、見える構成です。
まずは最低限、自社、自分のお店のサイトをスマホ対応しておく必要があります。
顧客のほぼ100%が、自社のサイトを閲覧する場合、PCをを使う場合もです。
採用対象となる学生や20代、30代の層は、ほぼすべて、インターネットはスマホで閲覧するからです。
さて、ここからが重要です。
お客さんをスマホで集めることがメインとなる場合、スマホ対応サイトではなく、スマホ専用サイトの方が当然のことながら、サイトの目的とする成約(購入、お問合せ、申込み)が増えてきます。
重要なことは、スマホ対応サイト(レスポンシブサイト)とスマホ専用サイトは異なる、というところです。
ウェブサイトは現状、まずはPC向けのサイトを意識し、制作を始めるのが主流です。
PCを想定したサイトをスマホで見た場合、スマホ向けの構造に変更されて表示される。
これがスマホ「対応」サイトです。別名、レスポンシブルサイトですね。
これに対し、スマホ「専用」サイトとは、スマホでのみ、閲覧されることを想定し、制作されたサイトです。
つまり、PCでの見え方は全く考慮されていません。
なぜ、スマホ専用サイトである必要があるのか?
これは簡単に言ってしまうと、PCで閲覧することを前提としたスマホ「対応」サイトは、スマホでの見たときの情報量、ページの構成、閲覧者の目が行く場所などが最適化されていないから、ということになります。
特に、お客さまを集める、問合せをいただくなど、「成約」に特化したページになりますと、スマホ「対応」かスマホ「専用」かの違いが顕著になってきます。
スマホでの集客がメインなら、スマホ専用サイトをつくるべき
本日の記事をまとめますと、
- スマホの普及で、インターネットを閲覧する人は、PCオンリーの時代に比べ、大幅に増加
- 誰もがいつでも即、ネット検索する時代になった
- このような背景の中、ウェブサイトを持つことは必須
- ウェブサイトのスマホ対応は必須
- 集客をスマホでするのなら、スマホ専用サイトの方が、スマホ対応サイトよりも反応が上がる
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。