【参考】ワークライフバランス観点からの調剤薬局、ドラッグストアの比較
調剤薬局、ドラッグストア(調剤あり)、ドラッグストア(調剤なし)の給与、休日、ワークライフバランス、スキルアップの機会について、それぞれの特徴を比較表にまとめました。
項目 | 調剤薬局 | ドラッグストア (調剤あり) | ドラッグストア (調剤なし) |
---|---|---|---|
給与 | ★★☆☆☆ 年収400~600万円 | ★★★★☆ 年収450~700万円 | ★★★★★ 年収500~800万円 |
休日 | ★★★★☆ 年間休日110~120日 | ★★★☆☆ 年間休日100~110日 | ★★☆☆☆ 年間休日90~110日 |
ワークライフバランス | ★★★★☆ 比較的安定した勤務 | ★★★☆☆ シフト制だが比較的柔軟 | ★★☆☆☆ 長時間勤務やシフト制が多い |
スキルアップの機会 | ★★★★☆ 薬剤師としての専門性を高めやすい | ★★★☆☆ 調剤業務とOTC知識を両方学べる | ★★☆☆☆ OTC販売の知識が中心 |
それぞれの特徴
1. 調剤薬局
- 給与:ドラッグストアに比べるとやや低め。ただし、管理薬剤師や経営に関与すると給与が上がることもある。
- 休日:土日休みの店舗も多く、比較的安定した勤務形態。
- ワークライフバランス:病院と比べると残業は少なめ。ライフワークバランスは良好。
- スキルアップ:処方箋を扱うため、薬剤師としての知識が深まりやすい。認定薬剤師や在宅医療のスキルも身につく。
2. ドラッグストア(調剤あり)
- 給与:調剤薬局より高め。店舗によってはインセンティブ制度がある。
- 休日:調剤薬局に比べるとやや少なめで、シフト制が多い。
- ワークライフバランス:店舗勤務のため、シフトにより不規則になることもある
- スキルアップ:調剤経験に加え、OTCやサプリメントの知識が広がる。管理職になれば、マネジメントスキルも身につく。
3. ドラッグストア(調剤なし)
- 給与:最も高めで、年収800万円を超えるケースもある。ただし、ノルマや売上目標が課されることもある。
- 休日:シフト制で、不定休のことが多く、年間休日は比較的少なめ。
- ワークライフバランス:営業時間が長いため、遅番や土日勤務が発生しやすい。体力的な負担も大きい。
- スキルアップ:OTCや接客スキルは向上するが、調剤業務には関われないため、薬剤師としての専門性はやや低くなる。
どの職場が向いている?
- 安定した勤務、ワークライフバランスを重視するなら → 調剤薬局
- 給与とスキルアップのバランスを重視するなら → ドラッグストア(調剤あり)
- 高収入を目指したい、販売業務に興味があるなら → ドラッグストア(調剤なし)