ワークライフバランス重視 調剤薬局VSドラッグストア(1/2)

【参考】ワークライフバランス観点からの調剤薬局、ドラッグストアの比較

調剤薬局、ドラッグストア(調剤あり)、ドラッグストア(調剤なし)の給与、休日、ワークライフバランス、スキルアップの機会について、それぞれの特徴を比較表にまとめました。

項目調剤薬局ドラッグストア
(調剤あり)
ドラッグストア
(調剤なし)
給与★★☆☆☆
年収400~600万円
★★★★☆
年収450~700万円
★★★★★
年収500~800万円
休日★★★★☆
年間休日110~120日
★★★☆☆
年間休日100~110日
★★☆☆☆
年間休日90~110日
ワークライフバランス★★★★☆
比較的安定した勤務
★★★☆☆
シフト制だが比較的柔軟
★★☆☆☆
長時間勤務やシフト制が多い
スキルアップの機会★★★★☆
薬剤師としての専門性を高めやすい
★★★☆☆
調剤業務とOTC知識を両方学べる
★★☆☆☆
OTC販売の知識が中心

それぞれの特徴

1. 調剤薬局

  • 給与:ドラッグストアに比べるとやや低め。ただし、管理薬剤師や経営に関与すると給与が上がることもある。
  • 休日:土日休みの店舗も多く、比較的安定した勤務形態。
  • ワークライフバランス:病院と比べると残業は少なめ。ライフワークバランスは良好。
  • スキルアップ:処方箋を扱うため、薬剤師としての知識が深まりやすい。認定薬剤師や在宅医療のスキルも身につく。

2. ドラッグストア(調剤あり)

  • 給与:調剤薬局より高め。店舗によってはインセンティブ制度がある。
  • 休日:調剤薬局に比べるとやや少なめで、シフト制が多い。
  • ワークライフバランス:店舗勤務のため、シフトにより不規則になることもある
  • スキルアップ:調剤経験に加え、OTCやサプリメントの知識が広がる。管理職になれば、マネジメントスキルも身につく。

3. ドラッグストア(調剤なし)

  • 給与:最も高めで、年収800万円を超えるケースもある。ただし、ノルマや売上目標が課されることもある。
  • 休日:シフト制で、不定休のことが多く、年間休日は比較的少なめ。
  • ワークライフバランス:営業時間が長いため、遅番や土日勤務が発生しやすい。体力的な負担も大きい。
  • スキルアップ:OTCや接客スキルは向上するが、調剤業務には関われないため、薬剤師としての専門性はやや低くなる。

どの職場が向いている?

  • 安定した勤務、ワークライフバランスを重視するなら → 調剤薬局
  • 給与とスキルアップのバランスを重視するなら → ドラッグストア(調剤あり)
  • 高収入を目指したい、販売業務に興味があるなら → ドラッグストア(調剤なし)