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薬剤師の転職先で、ひそかに高い人気を博しているのが、化粧品会社に勤務する薬剤師です。
商品開発に携われる可能性があることに加え、土日もほぼ確実に休みになるのは大きな魅力です。
しかし、化粧品会社薬剤師の求人は、大手、中小の転職エージェントサイトを10社以上に加え、Indeedや求人ボックスなど、一般の求人サイトを調べても、公開求人はほとんど見当たりません。
よって、化粧品会社の薬剤師求人情報を入手するには、転職エージェントに登録し、非公開求人情報にアクセスするのが早道です。
化粧品会社の求人が非公開になる理由
これは一言でいいますと、化粧品会社の薬剤師求人は、一般に公開すると応募が殺到し、採用担当側で収拾がつかなくなるからです。
商品開発に携われる魅力
化粧品会社への転職をする薬剤師に人気の職種は、なんといっても「商品開発」です。
薬機法に基づいた処方設計や、成分の安全性チェックなど、「モノづくり」に携わることができます。
自分が開発に関わった化粧品が世の中に出る達成感がある、という声も多いです。
医療とは違ったフィールドでの専門性発揮
薬剤師が化粧品会社で発揮できる強みとして、薬機法、表示規制などの知識が活かせます。
また、医薬品よりも規制が緩い分、自由な発想も商品に取り入れることができる点も大きな魅力です。
どの転職エージェントに登録するか
さて、ほぼ非公開となっている化粧品会社の薬剤師求人にアクセスするには、転職エージェントに登録するのが早道、とお伝えしましたが、問題はどのエージェントに登録するかです。
現状、おすすめできる薬剤師専門の転職エージェントは以下のファルマスタッフです。
意外かもしれませんが、ファルマスタッフは調剤薬局の求人が多いイメージかと思いますが、実は他社エージェントと比べると、企業求人の数も最大級です。
実は企業求人にも強い「ファルマスタッフ」
化粧品会社の薬剤師求人は非常に少ないですが、ファルマスタッフは他のエージェントと比較し、企業の求人の割合が高いのが特徴です。
加えて、ファルマスタッフは業界トップクラスの求人数を誇る点も見逃せない点です。
化粧品会社の薬剤師として働くことができれば、単なる医薬品の処方という枠組みを飛び越え、知識・経験の幅が大きく広がることに加え、何よりもご自身の興味・関心が高い化粧品業界でスキルアップできるという充実感を得られるでしょう。
そして何よりも、ほとんどの企業では土日が休みとなるため、ワークライフバランスのよい働き方が実現できる点も見逃せない点です。
【ご参考】化粧品会社における薬剤師の主な仕事内容
化粧品会社の中で薬剤師が活躍するポジションは、主に以下の4つに分かれます：
① 薬事（Regulatory Affairs）
メイン業務：
– 化粧品や医薬部外品の申請・届出業務
– 成分のチェック（薬機法・表示規制に違反しないか）
– パッケージや広告表現のチェック
– 厚労省や自治体との対応
📌 薬剤師資格が活きる代表的なポジションです。
社内でも「法律に強い専門職」として重宝されます。
② 品質管理（QC）・品質保証（QA）
メイン業務：
– 製造工程の管理、異物混入や微生物汚染の防止
– 原料や製品の規格試験
– 不具合・苦情対応
– GMPやISOなどの監査対応
📌 病院や製薬企業での品質系経験がある薬剤師に人気です。
③ 研究・開発（R&D）
メイン業務：
– スキンケア・ヘアケアなどの処方開発
– 有効成分の組み合わせや安定性試験
– 新しい素材の評価・試験
– 臨床評価（パッチテスト、安全性試験 など）
📌 大学院で化粧品・皮膚科学の研究をしていた人向け。競争は激しめです。
④ 安全性・製品情報管理（PV、DI）
メイン業務：
– 化粧品の副作用（かぶれ等）の収集・評価
– 販売店や消費者からの問い合わせ対応
– 社内での情報共有・製品改良へのフィードバック
📌 調剤薬局やOTC業界経験者が活躍しやすい分野です。
🌟 転職事例：実際にあったケース
🎯 事例1：調剤薬局から薬事担当へ転職（30代女性）
- 背景：美容やスキンケアが大好きで、プライベートで成分解析を趣味にしていた。
- 転職前：調剤薬局に5年間勤務
- 転職先：大手化粧品ブランドの薬事部
- 決め手：独学で薬機法や化粧品成分の勉強をしていた点が高評価。
💬「自分の”好き”を仕事にできて、成長意欲も伝えられたのが大きかったです」
🎯 事例2：製薬会社の品質管理から化粧品メーカーへ（40代男性）
- 転職前：外資系製薬メーカーの品質保証部門
- 転職先：化粧品OEM企業の品質管理マネージャー
- ポイント：GMP対応・査察経験がそのまま評価された
💬「製薬→化粧品はレベルダウンと思われがちだけど、実際は技術の応用範囲が広くて面白いです」
🎯 事例3：薬学生時代から化粧品志望で研究職へ（20代女性）
- 新卒での就職例：修士で皮膚科学の研究をしながらインターンにも参加
- 入社先：日系大手化粧品会社の処方開発職
- 薬剤師資格：医薬部外品などの処方設計に役立っている
💬「研究で皮膚のバリア機能を調べていたことが今の仕事に直結しています」
🌟 補足：求められるスキルや準備
| 項目 | 備考 |
|---|---|
| 🔹 薬機法・化粧品表示に関する知識 | 薬事・品質管理ではほぼ必須 |
| 🔹 化粧品成分への理解 | 趣味レベルでも知識があれば評価されやすい |
| 🔹 英語力（文献読解・メール対応） | 外資や原料取引がある場合は重要 |
| 🔹 ITリテラシー | 表計算やマニュアル作成などで活用 |
📝 まとめ
💡 化粧品会社の薬剤師は、華やかさと専門性のバランスが魅力。
ただしポジション数は限られるため、「好き＋専門性＋準備」の3点セットが成功のカギです。
もし「どのポジションが自分に向いているか診断したい」とか、「具体的な企業例を見たい」という場合もファルマスタッフに登録し、確認してみましょう。