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医薬品等の物流に関わる薬剤師求人は、薬剤師求人全体の中でも非常に少ないのが特徴です。
具体的な求人数イメージとしては、業界大手の薬剤師専門の転職エージェントが保有する薬剤師求人数が約10万件に対し、物流関連の求人数は数十件までのエージェントがほとんどです。
しかし、企業の物流部門への転職を希望する薬剤師の方はそれほど多くはないので、効率よく求人情報収集を行えば、うまくマッチングできる可能性も高まります。
物流関連の求人が少ない理由
医薬品の物流の現場では、薬機法が適用されるものの、一定の条件を満たせば、管理薬剤師が1名いればよい場合が多く、物流拠点ごとに大人数の薬剤師が必要になるわけではありません。
また、薬剤師は高い専門性を持つため、給与水準も比較的高くなり、とりわけコストが重視される物流においては、最低限の管理薬剤師で対応することが多いのが実情です。
これに対し、物流関連の薬剤師求人は希少であることから、特に、高年収など条件がよい求人は一般に公開されない非公開求人となることがほとんどです。
物流関連の求人情報を入手するには
お伝えしましたとおり、物流関連の希少求人は、一般には公開されていないものがほとんどです。
そこで、好条件の希少な求人情報を逃さないためには、薬剤師専門の転職エージェントに登録するのが、唯一の方法といえるでしょう。
物流関連の非公開求人をタイムリーにチェック
物流関連の薬剤師求人は多くが非公開求人の可能性が極めて高いため、保有求人数が多く、非公開率が高い転職エージェントから情報を取るのが、早道と言えそうです。
求人数の多さと非公開率の高さの両方を兼ね備えた転職エージェントは、ファルマスタッフが条件を満たしているといえます。
非公開求人の比率は公開されていませんが、業界最多級の求人数を保有するという点では、セルワーク薬剤師も外せないエージェントといえるでしょう。
これらのエージェントは、調剤薬局への転職を希望する女性薬剤師がよく利用するイメージをお持ちかもしれませんが、実は企業の非公開求人も多数持っています。
求人非公開率75%の「ファルマスタッフ」

薬剤師専門の転職エージェントであるファルマスタッフは、企業求人も豊富であり、保有求人数は常時5万件以上であることに加え、求人の非公開率は75%と高めですので、物流関連の薬剤師のような希少かつ人気が高い非公開求人を持っている可能性も高いと思われます。
まずはファルマスタッフに登録し、非公開求人の情報を取ることをおすすめいたします。
求人数業界最多級「セルワーク薬剤師」
セルワーク薬剤師は、なんといっても、業界最多級の薬剤師求人数を誇る転職エージェントですので、非公開求人を保有している可能性も高いので、登録しておくのも得策かと思います。

セルワーク薬剤師は、IT系企業の株式会社セルバが運営している転職エージェントで、他社エージェントで多く見られる大手薬局チェーンの傘下ではありません。
そのため、幅広い、中立的な視点から薬剤師の求人情報を提供しています。
他社と比較すると、保有求人数は業界最多級であり、正社員求人比率が高めなのが特徴です。
また、土日、夜間も面談対応してくれるところも、忙しい方には朗報です。
転職エージェントへの登録をおすすめする理由
お伝えしたとおり、物流関連の薬剤師求人数は非常に希少かつ、非公開求人が多いので、日々、自力で求人情報を細かくチェックしていくのは現実的ではありません。
よって、好条件の非公開求人を持っている可能性が高い転職エージェントに登録し、ご自身の希望条件を伝えておけば、希望の条件に合致した求人が出現したときには、迅速にあなたのもとに情報が配信されます。
複数のエージェントにアンテナを張る
物流関連の薬剤師求人は一定数が見込めるとはいえ、必ずしもあなたに合った条件の求人が今現在、存在するとは限りません。
そこで、こういった希少の求人を探す場合は、自分に合った条件の求人を逃さないため、できるだけ複数のエージェントに登録し、常に最新情報を取得できる態勢を整えておくことをおすすめいたします。
迷った場合はファルマスタッフ
どのエージェントに登録しようか迷った場合、企業の薬剤師求人に強く、希少求人の出現率も高いファルマスタッフへ登録しておきましょう。
今、こうしている間にも、好条件の求人が出てきては、選考が進んでいます。
少ないチャンスを逃さないためにも、まずは第一歩を踏み出しましょう。

薬剤師資格が必須となる物流関連の仕事
「薬剤師 求人 物流」と検索する人が探している仕事の中で、薬剤師資格が必須となる仕事は以下のようなものが挙げられます。
1. 管理薬剤師(物流センター・倉庫)
必須理由: 薬機法(医薬品医療機器等法)により、医薬品を取り扱う事業所には薬剤師を設置する義務がある
主な業務:
- 医薬品の適正管理(温度・湿度管理、在庫管理)
- 出荷前の品質チェック
- 薬機法・GDP(Good Distribution Practice:適正流通基準)に基づく監査対応
- 行政対応(都道府県の保健所や厚生労働省の監査対応)
- 物流センターの医薬品管理責任者としての役割
必須となるケース:
- 医薬品の卸売販売業者(医薬品卸、物流センターなど)
- 医薬品製造業の物流部門(医薬品の保管・出荷管理)
不要なケース: 一般的な物流業務(ピッキングや配送管理)には薬剤師資格は不要
2. 品質保証(QA)・薬事業務(物流関連)
必須理由: 医薬品の流通において、品質保証や薬事業務を行うために薬剤師資格を求められることがある
主な業務:
- 医薬品の品質保証(流通過程の品質管理、異常品の調査)
- GDP適合性の確認、監査対応
- 輸出入関連の薬事手続き
- 行政申請書類の作成(厚生労働省・PMDAへの届出)
必須となるケース:
- 製薬企業の物流部門(品質保証・薬事担当)
- 輸出入関連の薬事申請を行う企業(特に海外向けの医薬品輸送に関わる場合)
3. 医薬品卸の管理業務(医薬品の流通管理責任者)
必須理由: 医薬品を販売・流通させる卸売販売業者では、一定の条件下で薬剤師の配置が求められる
主な業務:
- 医薬品の仕入れ・販売管理
- 医療機関・薬局への適正供給の監督
- 医薬品の流通経路管理・トレーサビリティの確保
- 薬機法・医療用医薬品の適正流通(GDP)対応
必須となるケース:
- 医薬品卸売業者の営業所(管理薬剤師が必要な場合あり)
- 特定の医療用医薬品を扱う専門商社
物流に関連する「薬事」の仕事とは?
「薬事」と聞くと、研究開発や製造販売承認に関連する業務をイメージする方が多いですが、実は物流にも関わる薬事業務があります。
物流関連の薬事業務の例
1. 医薬品の輸出入に関わる薬事
- 海外との医薬品の取引に必要な薬事申請や規制対応
- 輸出入許可の取得、PMDA(医薬品医療機器総合機構)や厚生労働省との調整
- 外国の医薬品規制(FDA, EMA, NMPAなど)の対応
- 輸送条件の規制(温度管理、GDP適合性)
2. 医薬品卸・物流センターでの薬事管理
- 医薬品の適正流通管理(GDP:Good Distribution Practice)
- 医薬品倉庫・物流センターの監査対応(保健所・厚労省の指導)
- 卸売販売業の許可申請や変更手続き
- 医薬品の保管・輸送に関する規制対応
3. 災害時・緊急時の医薬品供給に関する規制対応
- 医薬品を迅速かつ合法的に供給するための規制チェック
- 緊急輸送時の特別許可手続き(例:未承認薬の緊急輸入など)
まとめ
- 薬事業務は研究開発だけでなく、物流分野にもある
- 物流薬事は、輸出入、医薬品卸、物流センターの監査・許認可対応などが中心
- 薬剤師資格を活かして物流に関わる仕事をする場合、物流薬事の知識が役立つ