ウォーターサーバーを契約しようと思ってますが、ウォーターサーバーのデメリットってどのようなことがあるのでしょうか?
ウォーターサーバーというと、天然水などが大きなプラスチックのボトルに詰められ、宅配されるものが一般的です。
ただ、ボトル宅配型のウォーターサーバーは、コスト面、取扱いの面倒さなど、デメリットがたくさんあります。
そうですよね・・
他のサイトにもほぼ同じことが書いてあるので、ウォーターサーバーの導入はもう少し検討してからにしようかな・・
ところが今、日本各地で、ウォーターサーバーを導入しなければならないような状況になっているところが増えています。
「ウォーターサーバーを導入しなければならない」ってどういうことですか?
2022年の年末ごろから日本各地の水道で深刻な有害物質が検出されるケースが多くなってきており、世界一安全と言われている日本の水道水の安全性が脅かされています。
有害物質って具体的に何ですか?
有害物質のうちの1つが、「有機フッ素化合物」です。
特に有害となるフッ素化合物は、PFOA(ペルフルオロオクタン酸:ピーフォア)とPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸:ピーフォス)です。
これらのフッ素化合物は、自然界で分解されにくく、人体に入ると体内に蓄積されやすいのが特徴です。
それは怖いですね・・
PFOA、PFOSが水道水で検出されているとなると、すぐに体に悪影響が出るのでしょうか?
水道水をそのまま飲んだからといって、すぐに健康被害が出ることはもちろんありません。
ただ、体内に蓄積されたPFOA、PFOSは、肝障害、腎障害、甲状腺疾患、精巣ガンなどを引き起こすとされており、更には、妊娠中の胎児への影響も懸念されています。
したがって水道水をそのまま飲むのは、長い目で見るとリスクがあると言わざるを得ません。
PFOA・PFOSが高い濃度で検出されている地域
2020年の調査で、水道水のもととなる河川水、地下水などで、国が定めた暫定の基準(50ng/L)を超えている地域は以下のとおりです。
特に、大阪市の地下水では暫定基準の100倍以上の5500ng/Lという濃度が検出されています。
大阪では、大阪市の他、摂津市でも高い濃度が検出されています。
摂津市では2021年に住民を対象とした血液検査が行われており、血中のPFOAの濃度の平均値が、非汚染地域の住民の濃度と比べて70倍も高くなっていることも判明しています。
PFOA、PFOS汚染の原因は、化学工場の廃液や、米軍施設からの廃液が疑われています。
水質汚染などの「公害」は、50年以上前の出来事であり、日本ではすでに公害はすべて解決されたと考えられていましたが、近年、このような水質汚染が再び発生しているのは大変残念なことです。
PFOA・PFOSは水道水での明確な検査基準がない
困ったことに、PFOA、PFOSは水道水における上限濃度の明確な基準がありません。
水道法に定められている検査基準は、「フッ素および化合物」の濃度は、0.8mg/L以下とされていますが、0.8mg/Lは、ngに換算すると、なんと80万ng/Lとなります。
河川水や地下水におけるPFOA、PFOSの暫定基準値が50ng/L以下であることを考えると、水道水での検査基準値そのものが全く機能していません。
実際、浄水場ではPFOA、PFOSは、ほぼ除去されることなく水道水に混入しているといっても過言ではありません。
PFOA・PFOSを除去する方法とは?
なるほど・・
PFOAやPFOSを避けようとするなら、水道水を飲まないよう、ウォーターサーバーや浄水器を利用した方がよいということですね。
そのとおりです。
ただ、冒頭お伝えしたとおり、一般的に普及しているボトル宅配型のウォーターサーバーの場合、コスト面、ボトルの取り扱いが面倒など多くのデメリットがあります。
確かにウォーターサーバーはコスト面とボトルの取り扱いが面倒そうですね。
浄水器はどうなんでしょうか?
浄水器というと、水道の蛇口に取り付けるものが一般的ですが、浄水器では残留塩素と臭いなどは除去できますが、フッ素化合物の除去はできません。
逆浸透膜(RO)によるフッ素化合物除去
PFOA、PFOSを除去する方法は他にはないのでしょうか?
PFOA、PFOSは「逆浸透膜(RO)」を備えたウォーターサーバーであれば、かなりの割合を除去することができます。
逆浸透膜(RO)とは、使い方、組合せによっては、海水を真水にすることもできる優れた機能を持つろ過装置です。
安全性は高そうですが、コストも高そうですね・・
いえ、ご安心ください。
「逆浸透膜(RO)」を備えたウォーターサーバーは、ボトル宅配型ではなく、水道直結型なので、水代が桁違いに安くなるため、従来のボトル宅配型よりもランニングコストも大幅に下がります。
もともと安全基準の高い水道水を「逆浸透膜(RO)」でろ過し、塩素や臭いは言うまでもなく、PFOSやPFOAなどの微量の有害物質もすべて除去し、「純水」を取り出すので、浄水機能としては最強です。
水道水に混入したPFOSやPFOAを避けるのに、なぜ水道直結のウォーターサーバーなのか疑問に思いましたが、逆浸透膜がカギなのですね!
水道直結型のウォーターサーバーは、まだ普及率も低く、なおかつ、本当に偽りなく「逆浸透膜(RO)」を備えた機種はかなり限定されます。
ネットでのブログ記事や広告を見ていると、逆浸透膜の仕様がないにも関わらず、「RO水」と記載しているものも少なくありませんので、くれぐれもご注意ください。
今回は「逆浸透膜(RO)」を備えた水道直結型の機種を3種類、厳選してご紹介いたします。
ご参考になりましたら、幸いです。
フッ素化合物が除去できるウォーターサーバー3選
ウォーターサーバー3機種の共通点
水道直結型のウォーターサーバーって水道のすぐ横に設置するしかないんでしょうか?
いえ、水道のすぐ横でなくても大丈夫です。
今回ご紹介する3種類のウォーターサーバーは、水を引く水道から最大20m離れていても大丈夫ですので、キッチン横のリビングなどに設置することも可能です。
設置工事は専門業者に任せた方が、無難です。
また、ウォーターサーバーの設置は賃貸であっても問題ありません。
ウォーターサーバー本体は、キッチンやリビングなど、設置する場所によって、大きさが選べます。
ウォーターサーバーってレンタルになると思うのですが、契約期間みたいなものはあるんでしょうか?
はい。今回ご紹介する3つの機種は、契約期間がいずれも3年(36カ月)となっております。
契約満了前に解約する場合、解約金が発生いたします。
解約金は、メーカーごとに異なるので、解約になるべく支障のない機種を選ぶのがポイントです。
フッ素化合物が除去できるウォーターサーバー3選
4378円
0円
3年(36カ月)
契約残り期間
12カ月未満:11000円
24カ月未満:22000円
36カ月未満:33000円
温水(80~90℃)
冷水(4~8℃)
冷水 3.6L
温水 2L
床置きタイプ
幅26 奥行36 高さ110cm
卓上タイプ
幅26 奥行47 高さ51cm
今回はフッ素化合物が除去できる逆浸透膜(RO)を装備したウォーターサーバー3機種をご紹介しますが、選択肢は事実上、このOCEAN一択となります。
月額のレンタル料は3機種同一ですが、OCEANの場合、初期費用も無料で、解約金もその他2機種よりも大幅に安くなっています。
また、温水、冷水のタンク容量も3機種中、最大であり、逆に設置スペースは最小となります。
4378円
13200円
3年(36カ月)
残り月数×レンタル料の40%
撤去費用 8000円
サーバー返送費 4000円
温水(90/95℃)
冷水(5/8/12℃)
常温水
冷水 3L
温水 1.6L
床置きタイプ
幅32 奥行35 高さ105cm
卓上タイプ
幅30 奥行40 高さ48cm
こちらの楽水(らくみず)は、初期費用が有料であることと、解約金が高いのがデメリットとなります。
解約金は上表の計算式に基づくと、以下のようになります。
楽水の解約金は、OCEANと比べると、2倍以上とかなり高額となります。
4378円
11000円
3年(36カ月)
残り月数×レンタル料の40%
撤去費用 8000円
サーバー返送費 4000円
温水(90/95℃)
冷水(5/7/9℃)
常温水
冷水 3L
温水 1.6L
床置きタイプ
幅32 奥行35 高さ105cm
卓上タイプ
幅30 奥行40 高さ48cm
PURESTの解約金の設定は、楽水と同一となっており、OCEANと比べるとかなり割高です。
事実上はOCEANの一択
今回は逆浸透膜(RO)を装備したウォーターサーバーを3種類ご紹介いたしましたが、ランニングコスト、解約金、設置スペース、タンク容量などで、事実上はOCEAN一択になります。
ここでもう一度、OCEANの仕様をおさらいしておきましょう。
4378円
0円
3年(36カ月)
契約残り期間
12カ月未満:11000円
24カ月未満:22000円
36カ月未満:33000円
温水(80~90℃)
冷水(4~8℃)
冷水 3.6L
温水 2L
床置きタイプ
幅26 奥行36 高さ110cm
卓上タイプ
幅26 奥行47 高さ51cm
OCEANに限らず、いずれの機種をお選びになるとしても、お申込の際は必ず、逆浸透膜(RO)で水道水をろ過する、「純水タイプ」または「ROタイプ」をお間違いないよう、お選びください。
水道水をそのまま飲むのはリスクしかない
長らく世界一安全と言われていた日本の水道水ですが、今や、そのまま飲むのはリスクが伴います。
水道水をそのまま飲むことに抵抗がある方、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭、妊娠されている方は、今すぐ、PFOA、PFOSを除去する対策をとることを始めた方がよいでしょう。
PFOA、PFOS汚染については、2023年5月現在でも毎日のように報道されていますので、今後、逆浸透膜を装備したウォーターサーバーが品薄になる可能性もありますので、お早めにお申込ください。