水道水をそのまま飲むデメリット ~日本の「水」が今、危ない~ リンクなし

日本の水道水は世界一安全と言われていますが、水道水をそのまま飲むのは、なんとなく抵抗があります。

水道水をそのまま飲むデメリットみたいなものはあるのでしょうか?

水道水をそのまま飲むのが不安な人は、消毒のための残留塩素(カルキ)を気にする方が多いかと思います。

しかし現在は、より深刻な有害物質が検出されるケースが多くなってきており、世界一安全と言われている日本の水道水の安全性が脅かされています。

より深刻な有害物質って具体的に何ですか?

有害物質のうちの1つが、「フッ素化合物」です。

特に有害となるフッ素化合物は、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)とPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)です。

これらのフッ素化合物は、自然界で分解されにくく、人体に入ると体内に蓄積されやすいのが特徴です。

体内に蓄積されたPFOA、PFOSは、肝障害、腎障害、甲状腺疾患、精巣ガンなどを引き起こすとされており、更には、妊娠中の胎児への影響も懸念されています。

そうなんですね・・

PFOA、PFOSが水道水で検出されているとなると、すぐに体に悪影響が出るのでしょうか?

水道水をそのまま飲んだからといって、すぐに健康被害が出ることはもちろんありません。

ただ、体内に蓄積されたPFOA、PFOSは、肝障害、腎障害、甲状腺疾患、精巣ガンなどを引き起こすとされており、更には、妊娠中の胎児への影響も懸念されています。

したがって水道水をそのまま飲むのは、長い目で見て、リスクがあると言わざるを得ません。

PFOA・PFOSが高い濃度で検出されている地域

2020年の調査で、水道水のもととなる河川水、地下水などで、国が定めた暫定の基準(50ng/L)を超えている地域は以下のとおりです。

PFOA・PFOSが高濃度で検出された地域
  • 大阪府
  • 東京都
  • 千葉県
  • 神奈川県
  • 沖縄県
  • 宮城県
  • 兵庫県
  • 愛知県
  • 山形県
  • 福井県
  • 大分県 など

特に、大阪市の地下水では暫定基準の100倍以上の5500ng/Lという濃度が検出されています。

大阪では、大阪市の他、摂津市でも高い濃度が検出されています。

摂津市では2021年に住民を対象とした血液検査が行われており、血中のPFOAの濃度の平均値が、非汚染地域の住民の濃度と比べて70倍も高くなっていることも判明しています。

PFOA、PFOS汚染の原因は、化学工場の廃液や、米軍施設からの廃液が疑われています。

水質汚染などの「公害」は、50年以上前の出来事であり、日本ではすでに公害はすべて解決されたと考えられていましたが、近年、このような水質汚染が再び発生しているのは大変残念なことです。

PFOA・PFOSは水道水での明確な検査基準がない

困ったことに、PFOA、PFOSは水道水における上限濃度の明確な基準がありません。

水道法に定められている検査基準は、「フッ素および化合物」の濃度は、0.8mg/L以下とされていますが、0.8mg/Lは、ngに換算すると、なんと80万ng/Lとなります。

河川水や地下水におけるPFOA、PFOSの暫定基準値が50ng/L以下であることを考えると、水道水での検査基準値そのものが全く機能していません。

実際、浄水場ではPFOA、PFOSは、ほぼ除去されることなく水道水に混入しているといっても過言ではありません。

PFOA・PFOSを除去する方法とは?

PFOAやPFOSを除去するとしたら、水道水を飲まないよう、ウォーターサーバーや浄水器を利用することしか思いつきませんが、どうなんでしょう?

ウォーターサーバーというと、天然水などが大きなプラスチックのボトルに詰められ、宅配されるものが一般的です。

これは、飲み水には水道水を利用しないという点では、よい選択といえます。

ただ、ボトル宅配型のウォーターサーバーは、コスト面、取扱いの面倒さなど、デメリットがたくさんあります。

ボトル宅配型ウォーターサーバーのデメリット
  • 水道水に比べ水質検査基準が緩い
  • コスト(水代)が大きい(4人家族で月数万円かかることも)
  • 重すぎるボトルの載せ替えが大変(腰を痛めることも・・)
  • 予備のボトルの置き場確保が面倒
  • 空になったボトルの処分が面倒
  • 宅配ボトルの受取が面倒

確かにコスト面とボトルの取り扱いが面倒そうですね。

浄水器はどうなんでしょうか?

浄水器というと、水道の蛇口に取り付けるものが一般的ですが、浄水器では残留塩素と臭いなどは除去できますが、フッ素化合物の除去はできません。

逆浸透膜(RO)によるフッ素化合物除去

PFOA、PFOSを除去する方法は他にはないのでしょうか?

PFOA、PFOSは「逆浸透膜(RO)」を備えたウォーターサーバーであれば、かなりの割合を除去することができます。

逆浸透膜(RO)とは、使い方、組合せによっては、海水を真水にすることもできる優れた機能を持つろ過装置です。

安全性は高そうですが、コストも高そうですね・・

いえ、ご安心ください。

「逆浸透膜(RO)」を備えたウォーターサーバーは、ボトル宅配型ではなく、水道直結型なので、水代が桁違いに安くなるため、従来のボトル宅配型よりもランニングコストも大幅に下がります。

もともと安全基準の高い水道水を「逆浸透膜(RO)」でろ過し、塩素や臭いは言うまでもなく、微量の有害物質もすべて除去し、「純水」を取り出すので、浄水機能としては最強です。

それはうれしいですね。さっそく導入を検討したいと思います。

水道直結型のウォーターサーバーは、まだ普及率も低く、なおかつ「逆浸透膜(RO)」を備えた機種はかなり限定されます。

今回は「逆浸透膜(RO)」を備えた水道直結型の機種を3種類、厳選してご紹介いたします。

ご参考になりましたら、幸いです。

フッ素化合物が除去できるウォーターサーバー3選

以下、比較コンテンツを掲載。

\PFOA・PFOS除去可能/
PFOS・PFOAを除去するウォーターサーバー
逆浸透膜ROを備えたウォーターサーバー

水道水をそのまま飲むのはリスクしかない

長らく世界一安全と言われていた日本の水道水ですが、今や、そのまま飲むのはリスクが伴います。

水道水をそのまま飲むことに抵抗がある方、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭、妊娠されている方は、今すぐ、PFOA、PFOSを除去する対策をとることを始めた方がよいでしょう。

\PFOA・PFOS除去可能/
PFOS・PFOAを除去するウォーターサーバー
逆浸透膜ROを備えたウォーターサーバー